2025年2月19日、復旦大学の汪源源(おう・げんげん)副校長が日本を訪問し、MicroWorld株式会社を視察し、産学連携に関する意見交換を行いました。
今回の訪問には、教務部長の蒋益明(しょう・えきめい)氏、国際交流部長の朱一飛(しゅ・いっぺい)氏らが同行しました。
座談会では、汪副校長がMicroWorld株式会社の成果を高く評価し、特に人工知能(AI)分野における技術革新や、同社を通じた復旦大学出身者の活躍が日中の科学技術交流に貢献している点を称賛しました。また、復旦大学は中国で最も早く日本研究を本格的に進めた大学の一つであり、今後も海外で活躍する卒業生ネットワークの強化と企業との連携推進に注力していく考えを示しました。
MicroWorld株式会社の杜颖富代表取締役をはじめ、復旦大学数学科学学院1996年卒業生の王文芳氏、復旦大学ビッグデータ学部(大データ学院)2023年卒業生の蒋泽文氏ら社員代表が座談会に参加しました。
杜代表は、創業以来、復旦大学との密接な協力関係を築いてきたことに感謝を述べるとともに、同社のメンバーに復旦大学出身者が多く在籍していることを紹介しました。
今回の会談では、今後の連携強化に向けた具体的な取り組みについて合意しました。復旦大学はビッグデータ学部やコンピューター科学技術学部の強みを活かし、人材育成プログラムを通じてMicroWorldのAI技術競争力向上を支援していきます。一方、MicroWorld株式会社は、復旦大学の日本における在学生向け海外インターンシップの受け入れを推進するとともに、日中の科学技術研究を共同で実施します。
また、定期的な相互訪問の枠組みを構築し、継続的な交流を促進していく予定です。
今後もさらなる協力関係の発展が期待されます。